八朔祭り:前夜の「宵祭り」 屋台4台、華やかに−−都留 /山梨

江戸時代から伝わる都留市の「八朔(はっさく)祭り」前夜の31日、屋台4台が市中心街を練り歩く「宵祭り」が行われた。屋台の上では三味線や小太鼓が演奏され、1時間以上にわたって祭り気分を盛り上げた。
 祭り屋台は江戸時代後期、神に奉納する芸能を演ずる移動舞台として造られた。当時の谷村藩では中心部の早馬町、下町、新町、仲町の4地区が屋台を持ち、毎年9月1日に行われる八朔祭りで街中を巡行していた。1930年代に一時姿を消したが、02年までに4台が順次復元された。
 1日は午後5時前から市民らによる勇壮な大名行列が行われる。【福沢光一】